人生には数々の分岐点が存在する。
今後の人生においてその選択が正しかったのか考えてみよう。
1つ例を挙げてみよう。
高校三年生のとき、就職するか進学を選ぶかの分かれ道。
就職を決めた人はさらに、どこの会社を選ぶのかの選択。
進学を決めた人は、どの大学に行くのかを決める。
もちろん、勉強をしてこなかった人には選択の余地は残されていない。
ここでの最善の選択とは。
①就職をしてお金を稼いで好きなものを買いまくる。
②大学に行って知識をつけつつ、恋愛を楽しむ。
③自衛隊や警察に応募して寮生活の中、みっちりしごかれる。
④家族がやっている自営業や現場仕事へ就職をする。
あなたならどの選択をしますか?
少年が選択したのは③だった。
なぜ、そのような選択肢を選んだのか。
子供のように純粋で世の中の事をわかっていなかったからだ。
自分の為ではなく、人のためになる事がしたくてその道へ足を踏み入れた。
※純粋無垢な男の子は、人々を助ける消防士や自衛隊へのあこがれを持つものなのだ。
入隊してみて、理想の現実のギャップに涙を浮かべたあの日の事を、今でも鮮明に覚えている。
そう、選択を誤ってしまった………。
しかし、もう手遅れだった。(頭を丸めたのも含めて)
不良の集会を想像させるような怖い人たちがたくさんいて、先が思いやられた。
少年の話はいったんここまでとして、もし違う選択をしていたらどうなっていたのか。
他の就職先を選んで仕事を覚える日々を過ごしていたのか。
大学に進学して恋愛を追い求めていたのか。
そもそも最善の選択なんて存在するのか?
後悔しない人生を歩めた人は何人いるんだ。
そんなの不可能に決まっている。
いくつもの分岐を間違えて、失敗して後悔する。
失敗したらゲームセット?後悔したら心残りになる?
それは、なんてバカバカしい。
失敗したら新たな道を探せばいい。
後悔したら同じことを繰り返さないように学んでいく。
どんなに変な道を選んだとしても、その経験はその道でしか獲得できない。
たくさんの経験を獲得した時こそ、最善だと思える選択に巡り合えるかもしれない。
第一章、夢大き、若者の野望
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