読書が苦手な人にとって、本を読むことは時に苦痛に感じるかもしれません。
しかし、本を楽しむ方法を見つけることで、新しい世界を発見し、知識や喜びを得ることができます。
今回は、読書が苦手な人でも楽しめるおすすめの本リストと、読書を克服するためのコツを紹介します。
読書が苦手でも大丈夫だよ!まずは読んで見よっか。
目次
読書が苦手と感じる理由とは?
本をよく読む方も、読まない方もいますよね。
そこで、まず読書が苦手と感じる理由について考えてみましょう。
大体このようなことが挙げられるでしょう。
学校の授業で読んだ夏目漱石の『坊ちゃん』や芥川龍之介の『羅生門』など、興味のない人にはよくわからないし、つまらないと感じるかもしれません。
※自分も全く興味なかった側です。
しかし、興味があるジャンルの本を見つけ、たくさん読むうちに本の面白さに気づいていくのです。
ミステリや恋愛小説は誰もが興味を抱き、読みやすい内容になっています。
逆に、太宰治『人間失格』や夏目漱石の『こころ』はなかなか手を付けにくいですよね。
アニメや漫画が好きな人にしか伝わらないと思いますが、文豪ストレイドッグスや、リンカーネーションの花弁などの作品には偉人(みんなから尊敬される人)が登場するので、そっちから入るのもありですね!
とりあえず、これからおすすめする作品を、興味が沸いたら読んで見てください‼
おすすめの本リスト
僕がおすすめする本を以下の通りだよ。
読んだことある本はいくつあったでしょうか?
それでは、一個ずつ順に解説していきます。
僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー
この本は大人から子供まで幅広く愛されている素敵な作品です。
簡単にあらすじを説明しますと、アイルランド人の父と日本人の母を持つ「ぼく」が英国での学校生活で起こる問題について考え、大人の階段を昇っていく中学時代1年半を描いた物語です。
読書感想文などの課題図書としてもとてもいい本だと思います。
難しい小説を読むよりもはるかに読みやすいので、読むのが苦手な方でもパッと読めますよ!
小学生~大人まで読んで貰いたい本ですね!
この本の魅力とは?
まず、1つ目は大人でも子供でも考えさせられる内容になっていることです。
英国は多様性の人々がいて、人間関係だったり、社会の様々な問題があります。
これは英国だけの問題ではなく、この世界にいる人すべてに関わると思います。
人種差別や貧富の差など、なかなか難しそう内容ですよね。
ですが、とても分かりやすくて、すらすら読めちゃうんです!
しかも、知識がつき、考え方の幅を広げてくれます。
無知とは知識がないだけの事です。無知になりたくなければ本をたくさん読みましょうね!
本を読むだけで、想像力が膨らむからとてもいいね。
2つ目は、誰かと話したくなることです。
1人で考えるには限界があります。
人と話すことで自分にはない考えや思考を共有でき、物事をより深く考えることができます。
多様性(ダイバーシティ)とは、様々な人たちが共存し合い、個人を尊重することです。
いまの世界の人口は約80億人ほどいるので、すべての人の考えを理解することはできません。
大切なことは、ひとりひとりの考え方の違いに気付き、それをお互いに認め合うということです。
ぜひ、この本を読んで友達同士で話し合ってみてください。
余命10年
この本は映画化もされていているので一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
映画を見たから読まなくてもいいじゃんって思いますよね。
その通りなので返す言葉もありません。
しかし、僕がこの本をおすすめする理由はちょっと違くて、この本の作家「小坂流加」さんについて知ってもらいたいからです。
自分の好きな作家さんをもっといろんな方に知ってもらいたい!
この作家さんは難病にかかり38歳という若さでこの世を去っています。
病名は原発性肺高血圧症といいます。
簡単に説明すると心臓から肺へ向かう血管である肺動脈の血圧が異常に高くなり、息切れや動悸などの症状が出る病気です。
治療をしないと5年以内に亡くなる確率はかなり高かったですが、現在は医療の発達により飛躍的に伸びています。
この本「余命10年」を出版した後に亡くなっていますが、その半年後に小坂さんのパソコンに残されていた原稿を家族が見つけました。
それが「生きてさえいれば」という本です。
生きていれば。恋だって始められる。生きてさえいれば...。
小坂流加さんの気持ちを想像しながら、ぜひ多くの人に読んでもらいたい作品です。
「余命10年」の映画を見たことがある人も遺作である、「生きてさえいれば」という本を読んで見てください。
逆ソクラテス
哲学者のソクラテスと言えば、「無知の知」で有名ですよね。
無知の知とは、「自分が何も知らないことを知っている」ということです。
無知を認めることは、謙虚さや成長のための一歩であり、新しい知識や考えを受け入れる心の柔軟性を持つことができます。
自分の無知を認めるは簡単そうで、簡単じゃないからね。
この本は、ソクラテスとは反対に、生徒について知っているつもりの先生がいて、小学生がその先入観をひっくり返そうとします。
クラスのいじめ、無気力な教師、パワハラなスポーツ指導といった問題を短い5つの物語で分けて、描かれています。
また、どの短編も子ども時代の回想で構成されています。
「僕は、そうは、思わない」という一言。
言うのは簡単なようでなかなか勇気がいる言葉です。
その言葉で救われる人もいるかもしれません。
自分は高校時代の先生におすすめされて、この本を読んだんですが、とても読みやすく共感できる内容でした。
幅広い年代の方に読んでもらいたい作品なので、ぜひ読んで見てください。
透明になれなかった僕たちのために
この本の作家である「佐野徹夜」さんの作品が大好きで、今までの作品全部読みました。
今までの作品は、恋愛や青春系のジャンルだったのですが、今回はサスペンスを書いたということで、見つけた時には手に持っていました!
デビュー作がすべて見させていただいております‼
あらすじは、双子の兄弟のアリオとユリオ、幼馴染の深雪が自分の中のある欲望に苦しみつつ成長する。
ユリオの自殺、連続して起こる殺人事件をきっかけに真相が明らかになっていく。
その真相は兄弟たちが生まれる前から仕組まれた、恐ろしい計画だった。
読んだ人によって評価が異なる作品ですが、自分は面白いと思いました。
自分がこの本で興味を持った内容はゲノム編集と不妊治療についてです。
不妊治療の闇としてNetflixで「我々の父親」という実話があるのでぜひ、そっちも見ていただきたいです。
ゲノム編集とは生物が持つDNAを狙った位置で書き換える技術です。
実際に中国でゲノム編集をした人間の赤ちゃんを誕生させたというニュースがありました。
真偽は定かではありませんが...。
今の世の中は人間に対してのゲノム編集は禁止されています。
もっと研究が進んだら人間に対しての研究は合法化になるのかも...。
本の解釈に正解はなく、自分で推測できるところがまたいいですよね。ぜひ読んで皆さんの評価をつけてみてください。
medium[メディウム]
この本はドラマ化もされていて、とても面白いミステリ小説です。
推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った美女、城塚翡翠と出会う。
彼女は霊媒であり、死者の声を伝えることができる。
しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。
ちまたでは、姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。
だが、殺人鬼の魔の手は密かに彼女へと...。
続きが読みたくて手が止まらなかったです。
ミステリをあまり読んだことがなかったが、この作品をきっかけにドはまりしそうです。完全に作家さんの掌の上で転がされました。読みやすく、手が止まらなくなる傑作です!
あなたは探偵の推理を推理することができますか。
ドラマで見るのもいいですが、本で読むとさらに作家さんのすごさがわかります。本を読むのが苦手な方もこの素敵な作品をぜひ読んで下さい。
この作品の続編として、インヴァート(invert)・invertⅡがあるので興味があったり読んで見てください。
読書のコツとは?
読書のコツは以下通りです。
- ペースを自分に合わせる
- 読書のペースは個人によって異なります。自分のペースで読むことで、ストレスを減らし、本を楽しむことができます。毎日少しずつ読むのもいいと思います。
- 興味のあるジャンルを選ぶ
- 自分の興味や関心を持つジャンルの本を選ぶことで、読書が楽しくなります。自分に合った本を見つけることが大切です。ライトノベルから読んで見てもいいかもしれません。
- 読書の場所や時間を工夫する
- 読書の環境を整えることで、集中力が高まります。静かな場所やリラックスできる時間を選んで、本と向き合いましょう。公園やカフェなどで読書するのも素敵だと思います。
挫折しやすい理由としては、文字だらけだったり、ページ数が長かったりですよね。
まずは、興味のあるものを読むのがおすすめです。
趣味の料理の本や、車の本でもいいですね。
特に読みたい本が無い方は、僕が紹介する本の中から選んでみてね!
まとめ
どの作品も魅力があり、全部読んでもらいたい作品です。
まだまだ読んだことのない本が山ほどあるので、たくさん読んで紹介していきたいと思います。
少しでも本を読むきっかになってもらえたうれしいです。
若い子には特に、今たくさんの本と触れ合って、感じで、考える力をつけてもらいたいです。
大人の方には、今よりも知識を増やして知的で、魅力的な大人にならんことを願って。